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マーケティング 市場形成とは何か

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マーケティングで重要なのは商品の多角的評価、付加価値の追加による商品力向上を言っているのかと思うが。
ポジショニングとはその価値を再発明することを開発でも営業でもなく分野として確立させると言っているようだが。
ブランドマネジメントは維持戦線なので人は育成する必要がある。これは確かだろう。消耗戦でもいいが確実な戦技の継承が必要。
ブランドマネジメントは確保した陣地を手放さないことである。その陣地とはなにか。市場である。
市場を獲得するための手法がマーケティングである。洗剤に除菌とつけた新型の兵器が投入された。そうすれば開拓作戦は成功するのか。
戦略とはなにか、おすすめの本は読んでいないが活動の方向性における最高位置である。
戦略とは企業のキャッチコピーのそれである。緻密で詳細なものはない。西に進軍するといった程度のものだ。くらしをあかるく、とか。
そこに戦術がついてくる。部長クラスの指針。おもに営業、開発、経理、総務など。それぞれに目的があり目標に到達するように行動する。
目的ではない。各部署が求めるものは最終的な合流地点でありそこがどこか厳密に設定されていないのでどういう手段であって合意の形であっても近づくことが最大の目的になる。
戦略レベルで具体性があると会社は子会社で専属業者として特定の役割を振られていることになる。経営が行き詰らないようにとるべき行動が戦略レベルで決まっているのだ。
撤退も死を賭した前進もなにかしらで決定されている。これが自立した企業であれば独裁者が特定の方向にのみ進めるつもりであろう。
再配分のルールをつくりビジネスモデルに落とし込むとはどういう意味だろうか。
行動の状況や結果を分析し汎用的な教育資源として利用するということだろうか。
ポジショニングというのが客の感性のありかのようだがそうなのか。
客の感性を別方向から刺激するという商品のタイトル付けという商品開発の営業戦術候補の選定に1部署もうけてそれがブランディングマーケティングだというのか。
みているものが違うものにみえる、というのは「市場形成」の何にどう役立つのだろうか。


市場とはすなわち商品が置かれている所である。それを形成するということはもちろん売れる事を前提にする。
他の商品より売れる場所をつくる。それにはたしかに「除菌」コーナーができると独壇場かもしれない。
であれば除菌コーナーやシリーズで内線戦略を立てることがマーケティングの一端であるはずだ。
除菌をつけて洗剤コーナーにおけばみな洗剤コーナーに通うのか。洗剤コーナーはその差を探す人たちであふれているのか。
そうだという調査があるならそうなのだろう。
地雷を仕掛けるのに、客が通る道に仕掛けるのはあたりまえだ。洗剤ならば洗剤置き場に置く。
それを意外な場所にしかけて撃墜するためにある一例としては食玩がある。おかしコーナーには高確率で子供がくる。
その子供をねらっておもちゃを置く。これは戦術としてつかえるだろう。戦術レベルということは管理職の最高位レベル決定が必要だろう。これは経営に食い込むといえるかもしれない。
一般的な商品として市場を取る方法としては球場のスポンサーになるとか大きなイベントのスポンサーになるという手がある。
その顧客とその話題の持続性について誘導される客を撃墜するのだ。他商品も代替が効くだろうがその現場とその実例で商品購入をその関連事項に向かわせる。
この方法を簡略化したものが有名人による宣伝だ。商品の帰結を有名人にすることでその商品はほかの競合でも同じ意味をなすのに、特定のそれを選択させる。
有名人というブービートラップをしかけた罠にはひっかかる可能性が大きい。町へつながる道に罠をしかけるとひっかかりやすい。
なにもない獣道に罠をしかけたところで客は立ち入ってもこない。前人未踏の未開の獣道に除菌といってもそんな秘境を探索している人がそんなところにそれを渇望しているのかどうか。
人どおりをふやす、その道に罠をしかける。舗装をするのは罠をしかけるため。それがマーケティング。市場形成。
その市場に人があふれ行き来をすれば、競合もそこにはいったとしても主導権がにぎれる。マーケッターとはその会場の設営者のことだ。
うれる商品をかんがえましょうというのはマーケッターの道具作りの鍛冶屋で、地味で突飛でなくてもできる。客がすでにマーケッターによって確保されていれば。
いけすの魚はつれる。その成果をマーケッターという環境管理者とクリエイターという超一流の特殊性がないとできない仕事かだれにでもできる補助的役目かをあわせてマーケッターと呼んだり、マーケティングを商品開発というのは組織構成として方向間違いを起こさせる可能性がある。
良い商品さえできれば客はついてくる、などと思わせてしまう。くだらない商品は市場を席捲したりしないと妄信させてしまう。
いちばん人通りが多い所に地雷を置く、100円ショップや大量の候補から情報交換の交流ができるアイドルが高級商品や一流芸能より稼働があがる。
市場としても数人しかいないセレブより大量にいる庶民に当てた方が数がある。
それらを誘導するための武器はもちろん必要だが、その現場を他者と競合しているところにありつづけるには商品力が必要でそれはマーケッターがするならば位置の有利をつくりだすことだ。
ならんだ商品から目立つようにするというのは場所をえらばない強力な商品ができることだ。見方を変えればかわる商品開発ではなく、見え方をかえるために位置を置き換える意欲を出させる商品開発というならマーケティングの一要素になりえるかもしれない。
キャッチコピーで1コーナーつくるという戦術のために商品開発技術を活用要請することを部署をまたぐ規模で行うために経営に取り込む位置づけであるというならマーケティングという役割は戦術レベルで活用されているといえる。
商品開発はマーケティングではない。なぜよい商品、商品の、商品価値、商品の見え方で話をするのか。

商売は戦いである。国内で売るとなれば国内、そのどこに絞るか会社という1組織でむかうべき方向に戦略を立てる。外食と洗剤と洋服を一緒にはしない。それらをトータルコーディネートならば別だが。
そこで具体的な戦略から、組織を構成する。営業は市場確保の先兵だ。そこに商品という武器は必要。それを準備と調整にも経営レベルで戦術が必要。
それらを飛び越えたマーケティングという戦況把握と戦法選定のための戦術レベル介入ができる部隊や司令官があれば強いだろう。
成功例でいえばそういう立場の遊撃隊みたいなものはいたかもしれないし、そういう立ち回りが得意な人材もあるだろう。
しかしそれは個人の伝承しえないその立場でのそういった方向性があっての事。
商品開発と市場形成を一緒にして人材を育成しようとしたり解析しようとしていては、結局すごい商品を開発したもの勝ちという教えにしかならない。
実際にはすごい商品であってもヒットしていないもの、市場を確保されていないものはある。
ごくわずかの富裕層にのみ絞って商品を売っている物もある。
企業レベルや経営者レベルでマーケティング、市場形成を商品開発と勘違いするようなことがあれば往々にして社員が不幸になりだろう。
社員は不幸にならないためにも、システムエンジニアだからコピー機も直せるだろうという系統の話を営業分野でも「マーケティング」などと聞いたら気を付けるべきだろう。

市場を形成するのに戦場の設定をするために戦況を分析するのがマーケットリサーチ。どの消費層がという敵戦力把握のことではない。どんなニーズがあるのかではない。
どんな人に効果があるのかでもない。効果があるのであれば狙撃すればいい話。戦場に誘い込み敵に地雷を踏ませる作成のためにはなにを調査する必要があるか。
そこに客を誘導する導線の嗜好を調査すること、外部を遮断し独占できる戦場の確保、効果的な販売への状況作成、これに必要な要素を調査分析するのがマーケットリサーチャーの仕事。
ネットで話題になってる事や若者の好みや人生観、さいきん消費のおおい物を調べることではない。そんなものグーグルで検索してだれでもなれる。これは戦略とは呼ばない。

人を育てる気はないだろうし無料で人材を育成してもどこからか優秀な素材が芽吹き自分の仕事に害をなすことを想像したら一流の奇抜な商品を他に類を見ない発明しなくては勝てないと刷り込むのは妥当な戦術だろう。
そういうツイッター的なつぶやきは残念だ。